【問2】の解答2BACK
 ①は、評価基準表と言っていますが、これはルーブックの日本語訳です。したがって、ルーブリックです。②は、小集団学習のルーブリックですが、ここでは、チェックの数次第で、等級(グレイド)に差をつけています。③は、正確にはルーブリックではありません。ただし、②と同様に、チェックを入れるか否かで等級を付けていくと、ルーブリックになりえます。そして、④は、書き方のルーブリックですが、子ども用のルーブリックであって、教師用の書き方ルーブリックは、もっと詳細なものです。つまり、子どももルーブリックを熟知して、自己評価や相互評価をしながら、何ができて何が出来ていないのかを明確にしながら、次の学びの展開に持ち込むための道具です。このような簡略なルーブリックもあってよいでしょう。評価の客観化を求めるばかり、厳密にし過ぎて、実際には使えないルーブリックが多々見られます。しかし、質的評価は、等級で大雑把にしか評価できません。そこがテストのような一点刻みの量的評価との違いです。