探究・分析のルーブリック(「知パスa」のレポート用)

 大学の成績評価は、学期末にテストをする場合もありますが、特に文系の学部の場合、レポート提出によって秀優良可不可という段階で付けることが多いように思います。そこで問題になるのが「どのようなレポートを書けばよいのか」ということです。
 高校までは、一つの資料から正解を読み取るということが多く、レポートを課された場合でも、綺麗に書いてあるとか、文字が丁寧などでも評価されたかもしれませんが、大学のレポートは、インターネットや図書を読んで、分かった事柄を書くものではありません。異なる文献を比較対照して、類似点や相違点を見出して、分かった事柄を指摘するとともに、新たな課題を示すような構成をしなければなりません。要するに、「どうしてか」「どういうことか」と絶えず問い続けて〝探究〟していき、調べた事柄を〝分析〟する必要があります。

「知パスa」(安藤担当:春学期火曜日1限)では、レポートを中間と最終と2回提出することを求めていますが、その際に次の到達基準を満たすようにしてください。それが出来れば、優秀な基準を目指して下さい。ここまで来れば間違いなく“秀”です。

 まずは「到達基準」に達するようにガンバ! あなたの中間や最終のレポートは、この表(「ルーブリック」と言います)にそって相互評価や教師評価を行い、また自己評価しながら、よりよいレポートづくりに生かして下さい。なお、【コメント】はこの表には書ききれない事柄を文章で記述するものです。

【探究・分析力アップのための参考資料】 参考資料
 上記の探究・分析のための到達基準は、抽象的で分かりにくい、もっと具体的な例が欲しいかもしれません。そのような人のために、皆さんが授業の中で班ごとに提出したワークの中から該当例を掲載しました。「このように書けば、ここで記したレベルまで到達」ということが分かると思います。「参考資料」のアイコンをクリックして、よりよいレポートづくりに役立てて下さい。